おさんぽ日和

イラストレーターすずきもものブログ。のんびりゆっくり更新中!

おいしい食べ物そして、口蹄疫を考える

今日は「だい好きパンの会」の総会でした。会を立ち上げて13年ほど、今のスタイルになって6回目の総会です。
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総会であってもパンを食べる所から始まる私たちの会は、今日も大量のおいしいパンに囲まれて幸せでした。食べたパンは栃木県の「なまけもののパン屋」さん(http://www.h7.dion.ne.jp/~n-panya/)と占冠のまあらのくばんのカンパーニュと食パン。(下の写真はまあらのくばんのでっかいカンパーニュ、マグはよくあるサイズのものだからどんだけ大きいか想像してみてくだされ)
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パンを食べながら、美味しいものを食べられる幸せと美味しさを分かち合える仲間がいることの幸せををしみじみ。楽しいから続けて来れたんだなぁと、総会の中でみんなと話しながら楽しいということが一番だよねと話しました。

私たちが美味しいと感じることおいしいと感じることが出来るのも、生産者、加工に関わる人、流通に関わる人などなど様々な人の思いのおかげです。そのようなことを考えると、宮崎県でのことはとっても人ごとではありません。まして、北海道の酪農のことを考えればますます人ごとではないと、日増しに思うのです。

先日、畑作農家の友人の処へ届いた宮崎の生産者からのメールが私の所にも届きました。それを読むと胸が痛みます。牛肉を食べないから関係ないとか、遠いし、自分が関わっていないから関係ない。と言っていた人がいましたが聞いたときにふとマザーテレサの言葉が浮かびました。
「愛の反対は無関心」
世の中はいいことも悪いこともつながっていると思うのです。無関心でいてはこの世が成り立たなくなると思うのです。私の本棚にバイブルにしている本が何冊かありますがそのうちの2冊を紹介します。
尊敬する絵本作家ゴフスタインの「生きとし生けるもの」
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世の中がつながっていることが、短くて心地よい言葉と簡潔で奥深い絵とともに綴られています。
もう1冊は内田美智子著「いのちをいただく」
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西日本新聞社から出ている本ですが、この本は食肉加工と牛の生産者のことを小学生の目線から物語風に描かれています。まさしくいのちをいただくです。魚も野菜もすべていのち。そのいのちをいただくことで、私達は生きてるということを教えてくれます。

その食べ物を作る現場が大変なことになっている。それは生きることが揺らいでいることと同じような感じがするのです。口蹄疫についてはいろいろな方々から情報やお話をいただきましたが、まずは正しい情報をつかむこと、マスコミのうわさ的なことに流されないことが必要なのかなぁと思いました。そして自分が出来る支援を正しい所へすること。

友人が送ってくれた宮崎の現場の方々の声を転載します。(許可をいただきました)感情を揺さぶるためのものではなくなかなか伝わらない、現場の生産者の声です。
以下転載−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

宮崎県での口蹄疫のニュースは皆さんもご存知のことと思います。この実情について知人からのメールを許しをもらい転載させていただきます。複数の内容をまとめてますので読みにくいかもしれませがよろしくお願いします。なお、転載したメールの内容について口蹄疫の事態を煽るものではありません。また、信憑性について問われる方もおられるかと思いますが、あくまで個人的な信用のもとで記載させていただきます。読んで頂いた各自の冷静な対応をお願いいたします。

5/10:養豚農家より
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我が家では、日に日に口蹄疫の症状をだす豚が増えてきてます。足の蹄の付け根から血を流し痛さに鳴く母豚、蹄が根本からただれ落ちて生爪状態になって痛くて立てない肥育豚。鼻の周りには水泡だらけになり、それが潰れて血が流れながらも、空腹にたえられず餌を体を震わせながら食べる様、また生まれたばかりの子豚が突然死していく様をみるのは正直辛いです。
口蹄疫が発症してからというもの、父は今まで抑えていた餌の量を以前の量に戻して、「殺処分されるのは分かってる、でも最後までおいしい餌をおなか一杯食べさせてあげたい」とやはり悲しげな顔でやり続けています。

5/11:今日は牛屋さんです。
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全て殺されてしまう。それでも弱れば排出するウイルスが増える。だから、殺されるのがわかってても、毎日餌をやり、ビタミンをやり、あらゆる手を尽くして少しでも牛を健康に保とうとしてます。
でも、農場全ての牛に広がり、弱い子牛から次々に弱り、死んでいきます。
死んでも処理業者も出入りできないため、死体の上に大量の石灰を乗せても、腐敗し異臭を放ち始め、
それでも親牛は自分の子を一生懸命舐め、石灰を落とそうとします。
消毒剤の不足から、本来は牛に使わないような強い薬を大量に毎日浴びせられ、牛は毛が抜けぼろぼろになっていきます。 そんな中で、自分の家族同然の牛を 殺す事も出来ず、飼い続けなければならないんです。


5/14:養豚農家より
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最後まで頑張っていた酪農農家もついに力尽きてしまった。これでこの地区は全滅だ。
分娩舎の哺乳子豚が死んでゆく・・・評価の対象になるらしく、その場で石灰をかけ殺処分の日を待つ県の対策室に電話をした。後ろから笑い声が聞こえた。折り返しの電話がかかってこない埋設班が到着。午後から殺処分班が来る予定。いよいよ始まる。あるだけの餌を食べさせてあげよう。今はそれだけしかできない。 獣 医が10人到着。彼らは親豚専門の殺処分班だ。ついに始まる殺処分初日が終了。発生当初から父と二人「最後は自分達で見届けてあげよう」と話していた。母豚37頭がいなくなった殺処分二日目。今朝も母が糞出しをしている。三十年間、毎朝続けてきた。昨晩は一睡もできなかったらしい。殺処分終了。もう暗くて見えないが、豚舎の中はからっぽだ。何でこんなことになったんやろう?

5/17
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川南町から外へ感染が拡大しているようです。 本当に、本当に、日本の畜産の危機です。
現場で、どれだけの人の涙と苦渋と頑張りがあるのだろう。 でも、支えが足りないのかもしれません。 現場が怒りと諦めだけに変わりませんよう に。今まで口蹄疫に関しては、事実を伝える事に重きを置き、みなさんに「何をしてくれ」と書くことはしませんでした。しかし、下記アピールの最後にあるように、多くのみなさんが、それぞれの立場で、いろんな方法で、行動してくれる事を、心よりお願いします。本当に大変な事態を迎えているのです。苦しんでいる人々がいるのです。 知らない人に伝えるのも大切です。募金でもいいです。政 治家にメッセージを送るのもいいでしょう。とにかく、行動を!

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下記の宮崎県のHPに義援金の受付についてのページがありました。(参考までに)

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html

長くなりましたが読んでくださってありがとうございます。
毎日、ごはんをいただけることに感謝ですね。
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Commented by ぽにょ美 at 2010-05-25 20:16 x
涙涙涙。宮崎の農家の方々は本当に辛いですね。
食は人が生きるために最も大事なことです。
掲載していただき、ありがとうございました。
Commented by osanpobiyori_momo at 2010-05-26 15:00
ぽにょ美さん>本当に涙、涙です。
1日も早い終息を祈りつつ、私の出来ることも
微々たるものですが、少しでも応援出来たらと思っています。
親しくしている酪農家さんは終息した後、復興し始めた宮崎牛が、今度は買い支えてくれる人がいるかどうかが
問題なんだよと聞きました。その日が来たら忘れることなく、
宮崎牛でお祝いしたいです。
これからも食べることの大事を、来たり聞いたりしたこと、考えたり、思ったりしたことをブログの中でも伝えて行けたらいいなぁと思っています。

by osanpobiyori_momo | 2010-05-23 17:43 | 日々、徒然 | Comments(2)
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