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おさんぽ日和

イラストレーターすずきもものブログ。のんびりゆっくり更新中!


by osanpobiyori_momo

映画「テッラ・マードレ」、1日限りの上映

ずっと見たかった映画を北海道スローフィードフレンズ帯広で自主上映することになりました。私もこの会の会員なのですが、先に見たことのあるメンバーから、すごくよかった。という感想をたくさん聞いていたので、ずっとずっと見たかったのです。
映画「テッラ・マードレ」、1日限りの上映_e0127526_8494617.jpg

この数年、食にまつわるさまざまなドキュメンタリー映画が上映されています。なるべく見たいと思って劇場に足を運んでいます。昨年はシアターキノの「未来の食卓」が上映されていたし、「いのちの食べ方」はかなりな評判になりました。それ以前は珈琲豆のフェアトレードについての映画「珈琲の真実」やワインの現場を描いた「モンドヴィーノ」、最近では水戦争の「ブルーゴールド=狙われた水の真実」(これは見てない)などがありますね。

劇場公開の映画は、見逃してもDVDになっていることがあるので、後から見ることも可能ですが、この映画はイタリアの映画製作会社が一般公開しない形で、スローフード運動の一環として、世界の様々な場所に貸し出す(有料ですが)というかたちで上映されています。私たちの会も連絡を取り、上映場所を探し、今回の上映にこぎ着けました。

映画監督は映画好きさんなら知っているエルマンノ・オルミ監督(木靴の樹やポー川のひかりなどが有名)がスローフードが大切にしている伝統的で小さなそして良い物を作る世界中の生産者を訪ね、その風景とともに私たちが今考えなければ行けないことを美しい映像で語りかけています。
この間日本で行われた「生物多様性COP10」。生物多様性もスローフードが長年提唱していたことの一つです。「すべての命は他者の糧であり、命の連鎖がこの世界である」(byヴァンダナ・シヴァ)

ぜひ、いろいろな方々に見ていただきたいと思っています。私の展覧会と日程が重なっていますが、私もこの日は映画の会場にいます。年末の忙しい土曜日ですが、今年最後に見る映画にふさわしいと思っています。
また、夜にはパーティーも、ぜひ、合わせていらしてくださいね。

■テッラマードレデー
 日時 平成22年12月11日(土)13時〜


■第1部 「スローフードの目指す未来」シネマ&トークセッション
13時30分〜16時15分(映画78分+トークセッション60分)
http://www.slowfood-friends.org/cinema/index.htm

会場 北大学術交流会館 講堂 
   http://www.slowfood-friends.org/cinema/hokudai.gif

会費 フレンズメンバー・学生:無料 一般:資料代500円

*申込先 お名前、連絡先、人数など記入の上、映画希望とかいて
info@slowfood-friends.org へお送りください。

 
時間
13:00 受付開始
13:30 映画「テッラ・マードレ」上映(78分)
15:00 休憩・書籍販売
15:15 トークセッション
エップ・レイモンドさん、明子さん夫妻(メノビレッジ)
大迫理沙さん(北大大学院)
すずきもも(イラストレーター)
コーディネーター 湯浅優子さん
16:15 終了
 
■第2部 「大地と海の収穫を祝う交流会」
フレンズメンバー生産者の食材を中心とした料理を囲んで、語りましょう。イタリアトリノで行われたテッラマードレ2010の報告会もあります。
会場 ホテルクラビーサッポロ ゲストハウスバーレイ
定員 50名
会費 5,000円(予定)
時間 17:30 受付 18:00 〜 20:30 

●映画「テッラ・マードレ」
 エルマンノ・オルミ監督 2009年 イタリア映画 ドキュメンタリー 78分

 スローフード運動の創設者カルロ・ペトリーニの原案を、「木靴樹」(1978)でカンヌ映画祭グランプリに輝いた巨匠エルマンノ・オルミが監督したドキュメンタリー。 世界153カ国から7000人が参加するスローフードの国際会議「テッラ・マードレ」の参加者である、ロシアの畜産農家、アメリカンネイティブのワイルドライス生産者、オランダの小規模漁師の夫妻、フィリピンの小規模農家などの生産現場を訪ねて声を集める。また、一方でノルウエーの「世界種子バンク」の開所式のもようや、自給自足生活の末、廃屋になってしまった廃屋でその意味を語るなど、スローフードの理念を静かに映像美で魅せている。
by osanpobiyori_momo | 2010-11-17 09:27 | art&映画