おさんぽ日和

イラストレーターすずきもものブログ。のんびりゆっくり更新中!

ペコさんの本

今日、1冊の本が送られてきました。
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この本は若年性乳がんになってしまったペコさんの闘病日記(ブログ)を書籍化されたものです。
ペコさんにお会いしたのは2009年の11月、小さな個展を開いたときにご主人のポコさんと一緒にいらしてくださいました。以前、ある会社で出している広報誌に「道」というテーマでエッセイを2度ほど書かせていただきました。そのときの担当さんがポコさんです。仕事の打ち合わせでお会いしたときに、ご夫婦で私のおさんぽの本を楽しんでくださっていることや、妻のペコさんが体が弱い事など少し伺っていました。

昨年の個展のときは会場が狭いのに段差があり、車いすではなく歩いて来てくださいました。
そのときも、がんである事は知らずにいた私です。ほんとうに狭い会場でゆっくりしていただける場所もなく、またゆっくりお話しできないままでした。あれから1年と二か月。
ポコさんからご連絡をいただき、本を送ってくださったのです。

先ほど本を読み終えました。切なくて、せつなくて胸がいっぱいになりました。
苦しい、大変なきっと私が想像もできない毎日を何年も過ごしていらっしゃる。
そのペコさんがみんながしあわせであるように書いた本です。
涙がちょちょぎれそうになりましたが、涙でこたえたくはないと思ったのです。

つらい治療の日々もユーモアと勇気をもって生きていらっしゃる。
そして、しかっり病気に向き合っている
ペコさんの視点がいろいろな説得力を生み出しています。
乳がん検診のこと、疑問符のついたピンクリボン運動のこと、
ドラッグ・ラグのこと、乳がんのことだけではなく、さまざまな病気や
問題を抱えている人も、いま、元気でいる人にも
ぜひ読んでもらいたい本です。

1月19日発売
「若年性乳がんになっちゃった!ペコの闘病日記 」藤谷ペコ著
北海道新聞社刊 定価1500円+税

追記>
21日にご紹介したペコさんが同じ21日に天国へ旅立れました。
ここにご冥福をお祈りいたします。
本の中に、本人が死んじゃった本にはしたくないと書かれています。
出版までも、幾度となく大変だったにも関わらず、
生のあるうちに出版までがんばったペコさん。
この本の1ページ1ページが命に感じます。
ペコさんが本となって新しく命をつなげているような気がします。
きっとこの本を読んで励まされ、勇気をもらう方々がいっぱいいるのでしょう。生前、奇跡と言われ、明るく力強く生きたペコさんに教えてもらった命のすばらしさ。いつか私たちも旅立つまで、その命のある限り、大事に生きて行きましょうね。
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by osanpobiyori_momo | 2011-01-21 22:08 | books | Comments(0)
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